高橋是清 |
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| TOP>高橋是清 高橋是清は日本の歴史上で、最も優れたファイナンシャーです。 高橋是清はエリートコースを歩んだ政治家ではありませんから、余り有名ではないかもしれませんね エリートをありがたがる昔の日本では、どうしても評価は低いようですから。 彼は、14歳の時、アメリカに自分では留学したつもりが、実は奴隷に売られていたという 愉快な間違いを振り出しに、ペルーの銀山の旨い話に乗せられて失敗したりとか、 ・・・・まあ、いろいろ苦労した人です。 でも、その豊富な経験ゆえに、困難を極めた、初の海外での資金調達という偉業を ほとんど彼個人の力でやり遂げることに成功したのでしょう。 この資金調達とは、1904年に日露戦争のために日本政府が発行した外債で、 引き受けを行ったのは、クーン・ローブ商会です。 そういえば何故か、ライブドアの時に、 「リーマン・ブラザーズの日本での活動は1904年に日露戦争のために日本政府が発行した 外債引き受けを行ったのがはじめである。」 というのを聞いたと思いますがこれはある意味、間違いではないですかね。 1904年に日露戦争のために外債引き受けに応じたのはクーン・ローブ商会です。 クーン・ローブ商会はJPモルガンと並んでアメリカの金融界に君臨する、巨頭でした。 クーン・ローブ商会には、カリスマ的なディール能力で「四天王」と呼ばれた。 代表者のジャコブ・シーフやオットー・カーンとかウォーバーグ兄弟とかが居ました。 一方、 1904年当時のリーマン・ブラザーズはクーン・ローブよりはずっと格の落ちる投資銀行でした。 その後、1970年代にクーン・ローブ商会が勢いを失い、 その後リーマン・ブラザーズに吸収されたわけです。 元をたどればですが、やはりリーマン・ブラザーズではなく、クーン・ローブ商会だと思います。 日本の外債の引き受けは、日本側の全権を委任された高橋是清と、 ジャコブ・シーフの個人対個人の腹を割ったディールだった。 それを「日露戦争の資金調達はリーマンがやったんだ」というのはどうかと思うのですが メディアの皆さん。 歴史を知っている人が聞いたら笑いものにされるか、歴史に対する冒涜だと怒られるかだね。 さて、一方のジャコブ・シーフもJPモルガンと並んでアメリカ金融史上最も重要な人物です。 「ジャコブ・シーフが日本の外債を引き受けたのは彼がユダヤ人でロシアでのポグロムに 憤ったシーフが日本に肩入れすることでユダヤ人のためになりたいと思ったからだ」 という解説があります。 ある程度はそうでしょう。 ですが彼は慈善でディールへの参戦を決めるような金融人ではありません。プロです。 あくまでも自分の名を賭けて勝負に出たはずです。 最初は誰も引き受けてが無かった 日本の外債をシーフが引き受けると決断した瞬間に市場の強弱観は豹変し、 日本国債は爆騰したのです。 この事からしてシーフがマーケット・タイミング、 そして日本の外債という「初もの」のもつ銘柄的魅力などを冷静に分析していたことは明白でしょう。 その他のシーフの判断というのはどういうものだったか?、 1904年当時の日本はアジア各国で唯一の憲法と議会に拠った国であり(民主)、 1904年当時のロシアは欧州で唯一、憲法と議会に拠らない国だった(赤いイデオロギー)。 これが両国の経済のファンダメンタルズに根本的な違いをもたらしていたことを、 歴史より彼は学んでいたと言う事ではないでしょうか。 だからこそ、紛争地域の民主化などを目指す事をするのだろうね。 社会主義が倒れた時に、投資家が思った事は「投資可能国」が拡大したと言う事なのだから。 |
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