欲望と強欲

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 欲望とは人生をより幸福にしたいと願う自然で健全な望みです。
この健全な欲望が膨らみ狂い、それが満たされなければ我慢出来ないほどになってしまえば、
それは強欲です、人生や投資において、恐ろしく、そして憎むべき敵です。

 もし強欲を克服し欲望を自己管理できれば多くのチャンスを手にすることでしょう。
チャンスだけですが。

 人生をかけて強欲を研究したシャーロック・フェルドマンという人がいます。
かれはラスベガスのカジノのマネージャーを勤め勤務時間によく客を観察し、
そこで目の当たりにした事実が彼を強欲の研究にのめり込ませたそうです。

 強欲についてこう述べています

 「彼らの望みがより少ないものであったなら、より多くを持って帰ることができた。」と

 フェルドマンは強欲について、
遊びで失ってもいい資金をもってカジノにきたある女性の話をしています。

「彼女はルーレットのテーブルに行って、1つの数字に10$を賭けた。
その数字が何であったかは覚えていないが、彼女のラッキーナンバーか誕生日だったのだろう。
驚いたよその数字が当たり、彼女は350$儲けた。それで彼女は100$を取り出して他の数字に置いた。

 すると、今度はその数字が当たった。彼女は今度は3500$を儲けた。友達が集まってきて、
今夜はついているから、もっと賭けるようにけしかけた。
彼女は友達の方に振り返った。私には彼女が強欲になり始めたのがわかった。」

「さて、彼女は賭け続けた。すでに大穴を当てていたので、今度は色に賭けたり、
複数の数字に賭けたりした。毎回数百ドルを賭け、勝ち続けた。彼女は本当に連勝していた。
たいした女性だついに、彼女は9800$も手にしていた。これだけあれば十分だと思うだろ?

 私だったらとっくにやめている。数千ドルあれば私は十分満足だ。
でも、この女性は9800$では満足できなっかった。いまや強欲で混乱していた。
「一万$まで後数百$よ」と言い続けていた。

 この大台に近づくと彼女は負け始めた。お金は徐々に少なくなって、
それを取り戻す為に彼女はより大きな金額を賭けていって、ついには全てを失った。」

 このお話を聞いて、「悪乗りはするな」や「幸運を引き伸ばすな」という忠告を思い出すでしょう、
これらの忠告の意味は、ギャンブルなどにおいて時々幸運が訪れて、
それが続けざまに起こることが稀にある。それはとても楽しく一生その幸運の波に乗っていたいと思う。

 ただ、だれしもその幸運が一生続かない事は理解しているはずです、
しかし強欲に囚われてしまうとその幸運があと少し、もう少し続くと期待したり、自分を誤魔化し、
そう信じ込ませようとします、その波に乗り続け転げ落ち全てを失うまで。

 幸運が続くというこの厄介な事態をどの様に対処すべきでしょうか、
未来はどうなるか分らない幸運が長く続くかもしれないし、次の瞬間には終るかもしれない。
もし幸運が長く続けば巨大な利益が得られる、

 しかし先を見る事はできないまま続けるか止めるかの選択なら、
適度な利益目標を掲げその利益が達成されたら強欲に支配されるまえに素早く降りればいい。

 そもそも幸運が続けばそれはニュースや人々の話題になったりします、
なぜならその様な事はめったに無いから話題になるのです。

 逆に短い幸運、適度な勝利はよくある事、強欲になる前に早すぎるほど早く利食うべきです。

 投資においても強欲は敵です。

 この厄介な幸運に対しては素早く降りるしかない強欲に支配される前に、
ただその為に「置いてきぼりの憂鬱」と呼ばれる病気に耐えなければならない、

 私も投資においてその病気になることはあります。

 例えばSJHDという銘柄を目標1.5倍で保有し半年で達成したので売却しましたが、
その2日後から急騰し倍増したり他にはIXIという銘柄を・・・などなど、

 まったく憂鬱になる事は多々ありますね。

 この病気に特効薬は無ありません、しかし1、2回早めに降りた事が間違いだったとしても、
長い目で見れば自分の強欲を制御することは、必ず正しかった事になる、

 幸運の限界に挑戦してはいけない。

 勝利がまだ続いたかもしれないと後悔するかもしれません、しかしその後悔を恐れてはいけません、
勝利が続くかどうか分らないのですから、勝利が続くと考えるのではなく、
ピークは近いと考え立ち去るべきです。



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